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2020年6月10日
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今日も暑い一日だった。六月でこの暑さなので先が思いやられる。
春のセンバツ出場校を招待する交流試合の開催が決定した。コロナで暗いニュースが多い中での明るいニュースに気持ちが柔らいだ。しかし、コロナの影響で大会が中止になり涙を流したのは野球に限ったことではない。相撲も同じだ。中学三年生、高校三年生の相撲部員にとっては中学横綱、高校横綱を決める大会が中止になった。あまりにもかわいそうだ。何かの代替え大会が開催出来ることを願うばかりだ。私も中学三年生の時は中学横綱を目指して稽古をしていた。残念ながら青森県の予選で敗退し全国大会に出場はできなかった。ちなみにその年に青森県代表で全国大会に出場し、全国大会で優勝し中学横綱になったのが現東関親方で元高見盛だ。彼とは同学年の同郷ということもあり小学生の時から一緒に相撲をした仲である。そして今でも同じ審判部にいる間柄で腐れ縁といってもいい。ちなみにあのユニークな動きは小学生の頃から全く変わってない。ワイハーである。さて、お茶漬けでも食べて寝よう。
西岩
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2020年6月9日
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今日は気温31度で真夏の暑さを感じる一日だった。私は北国育ちなのと、少々ぽっちゃり?しているので暑さは大の苦手である。生まれ育った青森は真夏でも30度を越えることがほとんどなかった。今は温暖化で暑いらしいが、私が子供の頃は夏でも涼しかった。もちろんクーラーなど必要なかった。青森だから、テレビも無ぇラジオも無ぇクーラーも無ぇということではないが、クーラーは必要がなかったのである。青森といえば津軽弁という摩訶不思議な言葉が共通語である。日本語よりもフランス語に近い発音で言葉が短いのが特徴だ。そして、訛っているだけではなく単語が違うのでややこしい。青森の人は、ワイハーが口癖だ。意味は「あらまぁ!」である。ハワイでもないのにみんながワイハーである。そして「け」だけで三つの意味がある。食べてください、これちょうだい、かゆい。この三つが「け」だけで通じるという不思議な地域だ。「か、け、く」これで会話成立である。「どうぞ、食べてください。いただきます」ということだ。とにかく笑ってしまうほど言葉が短い。言葉が短くなった理由は、冬に長々と喋ると口の中に雪が積もってしまうかららしい。ワイハー。
西岩
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2020年6月8日
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昨日は日曜日ということもあり力士は休養日だった。また今日から稽古漬けの1週間が始まった。
私は海外旅行が好きで、いつかゆっくり色々な国を旅行したいと思っている。現役時代に海外公演や海外巡業をたくさん行かせてもらった。バンクーバー、ロサンゼルス、ハワイ、ソウル、釜山、北京、上海、ウランバートル、ジャカルタなどである。プライベートな旅行もスイスやグァムなど数回行った。海外に行っていつも感じるのは、日本にいると経験できない人生勉強ができるということ。世界は広く、日本は小さな島国であるということを実感する。先日、力士達に小さな人間にならないように、井の中の蛙になってはいけないという話をした。人としてたくさんの教養を身に付け大きく育ってもらいたいと思う。そして、井の中の蛙大海を知らずという話から、地球を飛び越し宇宙の広さについての話になった。ちなみに西岩部屋には9人の宇宙人が大部屋で生活している。ピンクレディのUFOにでも乗ってきたのだろうか。平成生まれの弟子達はピンクレディを知らないだろうなぁ。UFOといえば、焼きそばと答えそうだ。
西岩
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2020年6月5日
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昨日はコラムをお休みさせていただいた。と言っても元々毎日必ず更新する予定ではなく、気が向いた時に更新するつもりで始めたコラムである。ご理解頂きたい。
今日の東京は気温が30度まで上がったが、6月ということでこれから梅雨の季節に入ろうとしている。雨が多くなってくるが、雨の日の力士の姿はなんとも言えない格好良さがある。晴れた日は着流しに雪駄だが、雨の日は着流しに爪掛けを付けた下駄を履き、番傘や蛇の目傘をさす。髷を結っているから尚更格好良い。まさに粋という言葉がぴったりだ。関取の中には、雨の日に雪駄を履いて着流しの裾と足を濡らしコンビニで買ったであろうビニール傘をさしてる関取がいる。そういう姿を見るとなんとも残念な気持ちになる。良き伝統はぜひ残していってもらいたいと切に願う。今日は花の金曜日だ。外出できないので花の金曜日どころか、枯葉の金曜日というところだろうか。「花金」は昭和の言葉で死語らしい。今の若者は「ハナキン」より「ヒカキン」らしい、、、
西岩
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2020年6月3日
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今日の東京は最高気温29度と今年最高の暑さだった。日差しが強く、ぽっちゃり体型?の私にとっては凄く暑く感じた。そして暑い日にアイスを食べる幸せといったら言葉にならない。ちなみに今日はスーパーカップを食べた。スーパーカップと言ってもカップラーメンではなくアイスの方だ。濃厚なバニラの味がなんとも言えない美味しさである。これから夏になるとアイスやかき氷が食べたくなる。暑い名古屋場所の楽しみといえばコメダ珈琲のシロノワールを食べることだ。少し前はコメダ珈琲といえば名古屋にしか無かったから一年に一度の楽しみだった。今は全国どこでもシロノワールが食べれるようになったので名古屋場所の楽しみとは言えなくなった。いつでも食べることができるのが嬉しいやら悲しいやら複雑な気持ちである。今年は名古屋場所が無いし、コロナウイルスが落ち着いたら近くのコメダ珈琲にシロノワールを食べに行こう。
連日コラムを読んで頂いてる皆さん、今日はオチがなく申し訳ない。
オチが付かないと落ち着かないな。
西岩
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2020年6月2日
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今日6月2日は横浜カレー記念日だそうだ。横浜港開港記念日でもあり、同日にカレーが日本に入ってきた日として記念日になったそうだ。ちなみに私はカレーは大好物である。西岩部屋でも金曜日のちゃんこはカレーにしている。海上自衛隊ではないが、今は自粛中で毎日同じ生活の繰り返しなので曜日感覚が失われることを防ぐためである。そして、カレーといえば私は豚肉派だ。東北出身ということも影響しているのだろうか。関西では牛肉をカレーに入れると聞いて驚いた。そんな上品なカレーは食べたことがない。ああ、カレーが食べたくなった。そういえば三歳の娘もよくカレーパンマンの歌を歌っている。娘にとってカレーパンマンはヒーローだ。私にとってカレーは飲みものだ。
西岩
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2020年6月1日
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今日から6月。時間が経つのは本当に早いと感じている。そして、我々、ぽっちゃり体型には辛い梅雨の季節がやってくる。ジメジメして湿度が高く少し動いただけで大量の汗が出てしまうというなんとも辛い季節。梅雨入りする前から、早く梅雨が開けてくれないかと願うばかりだ。今日はコロナウイルスの収束を願い全国各地で花火が打ち上げられるとの情報があった。打ち上げる場所は非公開ながら全国の花火業者の粋な計らいに嬉しくて私の心の中で特大花火が上がった。西岩部屋のすぐ前には隅田川が流れている。隅田川でも打ち上げることに間違いないと予想し夜八時になるのを楽しみに待っていた。しかし、昨日何を食べたのかも忘れてしまう私は見事に花火を見逃してしまった。その瞬間、私の心の中で線香花火がポトンと落ちた。
西岩
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2020年5月31日
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あっという間に五月も今日が最終日、自粛生活でほとんどの時間を自宅で過ごした一ヶ月だった。五月といえば、一年前の夏場所千秋楽、トランプ大統領が国技館で大相撲観戦をした。相撲終了後の表彰式ではトランプ大統領のお手伝いをさせていただき一緒にトロフィーを渡し、私にとっては人生最大の大役だった。それにしてもトランプ大統領はものすごいオーラがあった。これだけオーラがある人とは出会ったことがない。さすがアメリカ大統領といった感じだ。表彰式前に控室で「お手伝いさせていただきます」と通訳の方を通して挨拶したときには、大統領から「センキュー!」と言ってもらい、笑顔で握手をしてくれた。最終学歴が中学卒で英語が全くわからない私は何と返事をしていいかわからなかった。単純な私は、トランプ大統領は凄く良い人だ!と思ってしまった。このような機会を作ってくれた相撲協会には感謝している。
トランプといえば、ババ抜きくらいしか知らない青森の田舎者が、大統領からセンキューと言ってもらったのだから、先祖代々、孫の代までの自慢話になるだろう。
みなさん、私のコラムを読んでいただきセンキュー!
西岩
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2020年5月30日
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特別定額給付金の申請書類が届いた。コロナウイルスの影響で多くの方が大なり小なり大変な思いをして生活している。相撲部屋も例外ではない。しかしながら、私よりも大変な思いをしている方がいると思うと給付金を頂くのは申し訳ない気持ちになる。政府に感謝をし、頂いた給付金は日本の経済のために、貯金をせずに使うことが大切だと思うので遠慮なく使わせていただこう。なるべくなら地元活性化のために浅草で使いたい。そうだ、浅草でおいしいものを10万円分食べよう。そういえば、ダイエット中だった。
西岩
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2020年5月29日
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全国で緊急事態宣言が解除になったが不要不急の外出は控えるなど、もう少し辛抱することになりそうだ。
普段は料理などしない世のお父さん方は、自粛生活の中で焼豚を作ったり、餃子を作ったりしているというニュースを見た。私も料理を作るのは好きなのでこの自粛生活を利用して先日はうどんを作ってみた。うどんと言っても買ってきたものではなく、小麦粉から作る手打ちうどんに挑戦した。まずは形から入らなければいけないので、Amazonで麺棒、打ち板、麺切り包丁などの道具を揃えた。小麦粉は四国から取り寄せた讃岐うどん用の小麦粉である。準備が整ったのでさっそく手打ちうどんを作ってみた。小麦粉に塩水を入れ手揉みをし二時間発酵させるなど本格的に作った。毒味役は家内だ。しかし家内にはこれが好評だった。自画自賛はしたくないが我ながら美味しかったと思う。
コラムを読んでる方で、もし食べたい人がいるならご馳走してもいい。その時は正露丸を持参してもらいたい。
くれぐれも言っておくが、美味しくて食べ過ぎた時のキャベジンではなく、腹痛に効く正露丸だ。
西岩