- 2022/05/07
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審判部から広報部に異動になって初めての場所を迎える。4年勤めた審判部を離れるのは少々寂しい気もするが、新しい仕事を覚えて頑張っていきたい。広報部に異動になったことで、NHKの大相撲中継の解説に復帰することが決まった。早速、夏場所の五日目に北の富士さんと一緒に解説を務めることになった。角界の大先輩と一緒なので緊張するが、5年ぶりの解説は楽しみでもある。今場所は定員の87パーセント上限9265人の開催になる。ちなみに次の名古屋場所は制限を設けず定員100パーセントでの開催だ。少しずつ通常開催に戻りつつある。明日の初日には三月場所初土俵の新弟子達の新序出世披露が行われる。若清、里田中が若の里の化粧まわしを付けて土俵に上がる予定だ。1日だけの若の里復活である。私ではなく化粧まわしの復活である。私の復活は誰も見たくないだろうからやめておく。
西岩 - 2022/04/25
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若藤岡が今場所より若新(わかあらた)に改名した。入門前に通っていた東大阪相撲道場の恩師は、2月に永眠された千葉公康さん(元幕下新花山)である。若藤岡は千葉さんを頼りにし誰よりも尊敬していた。千葉さんは若藤岡のことをいつも気にかけ頑張りを楽しみにしていた。そして、2月に千葉さんが永眠した際には、誰よりも心を痛めたのが若藤岡であった。私は、なかなか番付が上がらない若藤岡が生まれ変わるには今しかないと思った。恩師の千葉さんから一文字をいただき、千葉さんの意志を継いでもらうために改名を決めた。亡き恩師から一文字いただき心機一転頑張ってもらいたい。いつも千葉さんが見ていると思って頑張ってもらいたい。千葉さんは生前、私と話をするといつも同じことを言っていた。「耕司(若藤岡)には努力することを覚えてもらいたい。番付は関係ない。勝てなくてもいい。でも稽古を頑張らなかったり、努力しなかったら厳しく叱ってください」と言っていた。厳しくも愛情ある恩師の言葉である。若新は、この言葉を忘れることなく、いつも天国から見ていると思って頑張ってもらいたい。「耕司!シコ踏め!」今にも千葉さんの声が聞こえてきそうだ
西岩 - 2022/04/25
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明日は五月場所の番付発表である。西岩部屋では日刊スポーツ新聞社さんの協力で西岩部屋新聞を作っている。本物の日刊スポーツの紙面のように作っているので、おかげさまで評判がいい。もちろん私のコラムなどよりよっぽど評判がいい。番付発表になると、後援会の皆様には番付表と西岩部屋新聞を発送している。部屋ができてから四年間、毎場所続けてきたことである。そして、西岩部屋新聞が今場所から大きくリニューアルした。漫画家のやくみつるさんが漫画を描いてくれることになった。早速五月場所号の新聞に漫画を描いていただき立派な新聞が出来上がった。やくみつるさんには感謝感謝である。後援会の皆様には明日発送する予定だ。非売品である為、西岩部屋新聞が欲しい方はぜひ後援会に入会していただきたいと思う。こんなことをコラムに書いたら営業活動になってしまうな、申し訳ない、、。そうだ、私は四月から広報部になったので、広報の血が騒いだということでお許しいただきたい。
西岩 - 2022/04/14
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若金子が本日より入院し、手術を受けることになった。三月場所14日目に左膝を痛め、東京に戻り精密検査を受けたところ手術が必要と診断された。私も膝を三度手術し、膝の怪我には悩まされてきたので、若金子の気持ちは痛いほどよくわかる。若金子はまじめに相撲に取り組み、性格も素直な力士である。だからといって膝の怪我まで私のマネをする必要はないのに、、、。
しかし怪我はマイナスばかりではない。怪我をしたことで成長し強くなる力士はたくさんいる。私も二十数回の入院と九回の手術を経験したが、入院することで新たに学ぶことや新たな出会いなどがあり人間的に大きく成長できる。治療やサポートしてくれる周りの人に感謝することも覚え、リハビリなどで新たなトレーニング方法も学ぶことができる。大きく成長するチャンスである。全てをプラスに変えてもらいたい。高知出身の17歳。まだまだこれからだ。ひと回りもふた回りも成長して土俵に戻ってきてもらいたい。高知の戻りカツオのように。
西岩